プレイナーツールのプッシュ/プルモード

3D表示では、ツールバーでツールのプッシュ/プルモードを有効にしておくと、円、四角形、隅の丸い四角形、長円、円弧、曲線、多角形、直線、およびNURBS曲線などのプレイナー図形を作成直後に続けて柱状体にすることができます。

プッシュ/プルモードおよびプッシュ/プル合成モードの切り替え状態は、上記のすべてのプレイナーツールに適用されます。このモードは、どれか1つのツールで有効にすると、すべてのツールで有効になります。

 

モード

説明

プッシュ/プル

多数のプレイナー図形を、作成直後に続けて柱状体にすることができます。

プッシュ/プル合成

プッシュ/プルモードで使用可能)

ソリッド図形の面上に形状を描画して押し出すと、2つの図形が1つのソリッドの合成または切り欠きになります。このサブモードが無効になっている場合は、押し出した新しい図形は独立した図形のままとなり、元のソリッド図形も変化しません。

または、プッシュ/プル合成モードが無効になっている場合は、Optionキー(Mac)またはAltキー(Windows)を長押しすると、プッシュ/プル合成の操作を完了させることができます。

ソリッド図形の面上にプレイナー図形を描画するには、オートマティックワーキングプレーンを有効にしておく必要があります。

プレイナー図形を押し出すには:

プッシュ/プルモードを有効にしてプレイナー図形を作成します。

必要であれば、図形を選択解除せずに、表示を3Dビューに変えます。

プレイナー図形を選択したままクリックし、カーソルを動かして再度クリックし、柱状体を作成します。

Shapes201250.png 

プレイナー図形のプッシュ/プルモードでは、図形の作成後に直接操作します。プッシュ/プルツールを使用して、後で図形を柱状体にすることもできます。プッシュ/プルツールによるダイレクトモデリングを参照してください。プッシュ/プルモードをオフにした方が便利な場合もあります。たとえば、複数のプレイナー図形を1つずつ作成する場合などです。

柱状体の高さは変形ツールで変更できます(柱状体、錘状体、ソリッドプリミティブを変形するを参照)。またはオブジェクト情報パレットでも変更できます。

ソリッド図形の面上にあるプレイナー図形を押し出す

ソリッドの面上に配置したプレイナー図形を使用して、柱状体にする新しい面を作成できます。オプションで、既存のソリッドと合成して1つのソリッド図形を作成することもできます。プレイナー図形を使用して新しい面を作成し、プッシュ/プル操作で以下のようにモデル化できます:

プレイナー図形自体を押し出せます。

Shapes201253.png 

プレイナー図形を押し出しから除外する領域に使用して、図形を取り囲む面を押し出すことができます。

Shapes201256.png 

選択している面の柱状体を既存のソリッドと合成し、ソリッドの合成または切り欠きを作成します。

Shapes201259.png 

プッシュ/プル操作は、既存のソリッド全体ではなく、ソリッド図形で選択している面に作用します。ソリッドの噛み合わせや削り取りの方法については、ソリッド図形の相互作用を参照してください。

PP_CombineOuter3.png 

プレイナー図形は、面を完全に分割して、プッシュ/プル操作のための面を定義することができます。

Shapes201262.png 

プレイナー図形によって完全に分割されていないソリッド図形の面は、プッシュ/プルモードを使用して押し出すことはできませんが、プレイナー図形を押し出すことは可能です。プレイナーではない面(非平面)は押し出せません。

ソリッド図形の面上でプレイナー図形を押し出すには:

適切なツールをクリックして、必要なプレイナー図形を作成し、プッシュ/プルモードを有効にし、必要に応じてプッシュ/プル合成モードを有効にします。

既存のソリッド図形上にカーソルを重ねると、オートマティックワーキングプレーンにより、適切な平面が表示されます。

プレイナー図形を作成します。

図形を選択したまま、押し出す図形または面を強調表示し、クリックしてカーソルを動かし、もう一度クリックして柱状体を作成します。

ワーキングプレーンを使用する

3Dモデリング

ソリッド図形の履歴を編集する